亀丸です。

「辻占」(つじうら)という占いがあります。
個人的にすごく好きな考え方の占いです。

辻占とは

辻占とは、町の人を観て占う占いです。

「辻」という漢字は、道を表すしんにょうに十(十字路)ですから、交差点という意味です。
もともと辻占は、夕方に辻(交差点)に立って、通りすがりの人々の風貌や聞こえてくる会話からキーワードを拾いだして占うものでした。

メジャーな占いではありませんが、万葉集の頃からの歴史のある占いだそうです。

瓢箪山03

「人間の運」というのは突き詰めれば〝人との縁〟です。
どういう人と出会うかによって、恋愛はもちろんのこと、仕事や金運も大きく左右されます。
縁の流れが変われば、運命が変わるといってもよいでしょう。

「縁」というと、結婚相手のような濃密な関係性の人を思い浮かべる人が多いのですが、そこまででなくても、偶然自分の横を通り過ぎただけの人であっても、自分の近くにいた人はなんらかの〝縁〟があるというもの。
その人々の姿や言葉に意識を向ければ、きっと何らかの運気の流れを読み取れるはず。

昔の人たちは、そうして夕方の雑踏を行きかう人々の言動から「神の託宣」を得ようとしたのです。

大阪・瓢箪山稲荷神社の辻占


瓢箪山01

大阪の瓢箪山(ひょうたんやま)稲荷神社のほうで「辻占(つじうら)」が体験できます。
瓢箪山は東大阪にあります。

瓢箪山稲荷神社の辻占では、まず最初に「一」「二」「三」と書かれたおみくじをひきます。
「一」なら一人目に通り過ぎる人、「二」なら二人目に通り過ぎる人が占いの対象となる人です。

続いて、指定された場所(占場)にいき、目の前の道を通り過ぎてゆく人をよく観察します。

瓢箪山02


右からやってくるのか。 左からやってくるのか。
男性なのか。女性なのか。
何歳ぐらいの人なのか。
どんな服装なのか。
乗物に乗っているか。

メモをとって、神職の方に報告すると、 その偶然通り過ぎた誰かをもとに占断を立ててくれます。
AかBか、YesかNoか、のような二者択一の質問に向いているそうです。

辻占とともに四柱推命での鑑定もしていただいて(どちらかというと四柱推命の時間のほうが多めでしたが…)、4000円をお納めしました。かなりご丁寧に鑑定していただけました。

スマホから顔を上げて

辻占はとても興味深い占いです。

「人間の運」というのは突き詰めれば〝人との縁〟。
交差点にたたずまなくとも、電車のなかに乗り合わせた人、通勤路で通り過ぎた人、飲食店で隣り合わせた人……どこにでも人の流れがあります。
今までほとんど意識していなかった自分の周囲の人々に気を配っていくと、きっと見落としていた運気の流れに気づくことがきっとあるでしょう。

今自分はどういう運気にあるのか。
そんなことを占うつもりで、スマホから顔を上げて、電車内を見渡してみると楽しいかもしれません。




kindle版『座右の銘になる 易経の言葉』
図書館の「図書」、観光旅行の「観光」、IT企業の「楽天」などはみんな易経の言葉が由来!
亀丸.netにて好評連載の「易経の言葉」をまとめて、たっぷり書き増やし、一冊にしました!
縦書き、ルビ多数で読みやすくレイアウトしました。

内容の紹介は=http://kamemaru.net/kindle_ekikyou.html