亀丸です。

占い本レビューです。

今年買った四柱推命本のなかで、惜しいと思うのが、水晶玉子さんの『怖いほど運が向いてくる! 四柱推命』という本です。

とにかく惜しい本なんです。

水晶玉子さんの名前だけで売れるのでしょうが、もっといい本にできるのに、と編集者目線で悔やみます。


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暦をみたら元命(中心星)がわかる

ゲッターズ飯田さんがオビを書き、一般向けみたいな装丁で、新書サイズで出ていました。

この本の良いところは、月支の元命(中心星)が最初から付属の暦に記載されていることです。
いちいち計算しなくても最初からすぐにわかるようになっています。
ものすごく便利そうで、これだけで買いたくなりました。

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他の萬年暦も元命(中心星)を最初から掲載してくれたらいいのに、といつも思います。

厳密に四柱推命をやると、生まれた時間、節入りの時間で、蔵干がその日のなかで変わってしまうので、萬年暦に記載できないのでしょうが、いちいち計算するの不便です。

占いには「生まれた時間は、わからない」という人がけっこうやってきます。
なので、私は「最初から生まれた時間は見ないで統一」ルールにしてますが、そうしたほうが、いろいろ楽なうえに、公平でぶれない鑑定になるのに、といつも思います。


水晶玉子さんの本は、一般向け、もしくは四柱推命入門者をターゲットにしているので、生まれた時間は考えず、誕生日だけですぐに中心星が出るようにしたのでしょう。
とても賢いアイディアだと思います。


元命(中心星)の計算方法が一般的じゃない!?

ところが、この本、元命(中心星)の計算方法がなんか違うのです。


いや、占いなので、水晶さんの理論がそうだと言うならそれで正解なんですが、でも一般的な計算方法と一部の誕生日が異なるのです。
四柱推命スタークローラーとかと結果が異なってしまうのです。

私が手作業で調べた結果、水晶さんは以下のような特殊な蔵干の出し方をします。


卯の月 すべて乙とする ※一般的は10日目まで甲
午の月 すべて己とする ※一般的は10日目まで丙、21日目から丁
酉の月 すべて辛とする ※一般的は10日目まで庚
子の月 すべて癸とする ※一般的は10日目まで壬
亥の月 1日目から12日目まで甲、13日目から壬 ※通常は1日目から7日目まで戊、8日目から12日目まで甲、13日目から壬)

上記の5つの月支の蔵干の取り方が違います。

すべての年で上記の取り方をしているので、水晶さんの流派の独自のやり方なのでしょう。
しかし、オーソドックスな出し方と1年の内50日以上異なると、私は使えません。


全然独自流派であることは悪くないのですが、でも一般向け、入門者向けの体裁の本ではどうかと思います。
オーソドックスな方法のほうが一般ウケしたのでは、と思います。

暦に月支中心星が掲載されているだけでも購入に値する本だと思っていたら、どうもそのメリットが怪しいのです。


「10個の中心星で性格分析しちゃうぞ♪」でいいのに

本の中身も、一般向けにしては難解。
四柱推命のことをいろいろ伝えたいのでしょうが、余計な情報が多すぎて一般の人には読みづらい。かといって、ちゃんと四柱推命を勉強したい人には説明が足りない。

装丁の感じからしたら、
「四柱推命の10個の中心星であなたの性格分析しちゃうぞ♪」
でいいのに、なにか目指す方向がどっちつかずになっているように思います。


とても惜しい本だなと思います。


オーソドックスな出し方の中心星が最初から暦に載っていて、一般の人が読んでもすぐになんとなく自分の性格や恋愛傾向がわかるような書き方の四柱推命本があればいいのに、って思います。
さらに年支と日支の通変星が付いていたらより良い感じ。

自分でつくってもいいのですが、萬年暦つくるのが面倒くさすぎる。


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水晶 玉子
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