亀丸です。

「人間万事塞翁が馬」の記事に続いて、中国の古典の言葉についてお話ししてみます。

「胡蝶(こちょう)の夢」という言葉があります。
わりと有名な言葉なのですが、聞いていくと予想以上に占い女子の皆さんがご存じないので、一からなるべくかみ砕いて説明してみます。

荘子とは

「胡蝶の夢」は荘子(そうし)という人の言葉です。
2400年ぐらい前の中国の人で、孔子から100年後ぐらいの人です。

「ナントカ子っていっぱいいますよね」

いっぱいいます。
子は「先生」という意味で、「ナントカ子」は皆さん、昔の中国の思想家の先生です。

ナントカ子のなかではとりあえず孔子がダントツ有名なので、まず孔子の名前をおぼえて、もし可能なら老子&荘子をおぼえてあげてください。

荘子はだいたい老子という人とセットにされます。
似たようなことを言っているので、二人合わせて「老荘思想」と呼ばれます。
老子の思想を継承したのが荘子だと思ってください。

荘子先生の考えをものすごく単純化して、4行ぐらいで語るとこんな感じです。

「この宇宙はすっごい大きいじゃん。
すべての物質はミクロの世界まで考えたらみんな同じじゃん。

そう考えたら、人間社会の悩みなんて、ほとんど意味なくね?
常識とか、出世とか、行儀作法とか、人として正しいとか正しくないとか、そんなの考えたって意味ないじゃん」


そういう感じです。
ブツクサ理屈こねても意味がないよね、ということを理屈こねて語っているのが荘子です。

儀礼を重んじ、人としてのあり方を思索した孔子先生の考えとは異なります。
だから『荘子』を読んでいると、孔子とその弟子たちを小馬鹿にしたような記述がみてとれます。

胡蝶の夢のコピー

「胡蝶の夢」のお話

「胡蝶の夢」は短いお話です。

ちなみに胡蝶というのは「蝶々」のことです。
「胡蝶の夢」は「蝶々の夢」という意味だと思ってください。


荘子先生は夢をみていました。

それは蝶々になった夢でした。
蝶々として楽しく飛び回り、のびのびと快適に過ごしていました。
蝶々である間は、荘子であることを全く意識してませんでした。

目が覚めました。
目覚めた自分は荘子のままでした。

荘子先生は考えをめぐらせます。

「自分は蝶々となった夢をみていたのだろうか。
いや、もしかしたら今のほうが夢で、蝶々が荘子になっている夢を見ているのかもしれない。
私が夢なのか、蝶々が夢なのか。
どっちが夢で、どっちが現実なのだろうか」



物語というより、「胡蝶の夢」はそういう哲学的な命題です。

あなたが今現実だと思っている世界──
それは誰かの夢のなかなのかもしれない。

そんなSFアニメみたいな話です。

「胡蝶の夢」という言葉が使われるときはたいてい「どちらが現実で、どちらが夢かはわからないものだ」という意味合いで使われます。



山風蠱を「胡蝶の夢」でとらえる

さて、易占の64卦に「山風蠱」という卦があります。

いろんな解釈ができる卦です。
悪い意味でとらえる人も多い卦です。

私は64卦で虫っぽいことはすべて「山風蠱」に相当させています。
良い意味で山風蠱をとらえるとき、私はこの「胡蝶の夢」を連想することがあります。


後編に続く






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