亀丸です。

「当たるも八卦、当たらぬも八卦」ということわざを聞いたことがありませんか。

「八卦」は易占いの言葉です。
専門の方は「はっか」と読む人もいますが、私は素直に伝わりやすいように「はっけ」と読みます。

易占いでは、森羅万象を、まずは陰と陽に分け(両儀)、次に八卦(天、沢、火、雷、風、水、山、地)に分けて考えます。
8つのイメージを組み合わせて、あらゆる事象を表現しようとしています。

八卦シンボル



八卦がそれぞれあらわすもの

八卦の意味をご紹介していきます。

天
<1>天
「天」は陽・陽・陽と、陽の気が3つ並んだ状態。
「乾」とも表されます。
天をどこまでも透き通った青空のイメージでとらえています。

頑丈で、力強い印象です。父親や権力者、都会、エリート、金融などをイメージします。
丸いもの、円も天であらわします。正しいが頑固という感じがあります。

方角=北西
体=頭、首、肺
動物=馬、(龍)
季節=立冬
六白金星
沢
<2>沢
「沢」は陰・陽・陽の状態。
「兌」とも表されます。
沢は、湖や池など水がたまっている(動かない)場所です。

楽しくて、潤いがあって、賑やかな印象です。若い女性をイメージします。
快楽や性的なことも意味します。

方角=西
体=口、大腸
動物=猫、羊、小鳥
季節=秋
七赤金星
火
<3>火
「火」は陽・陰・陽の状態。
「離」とも表されます。
易占では火は明るく、良いイメージでとらえられることが多いです。

美しいもの、情熱的、活動的。文化、芸能、芸術、スポーツも「火」であらわします。
人間では年上の女性、大人の女性をイメージします。太陽も火です。

方角=南
体=目、心臓
動物=孔雀、雉(派手な生物)、甲殻類、亀(外側が固い=甲羅の生物)
季節=夏
九紫火星


雷
<4>雷
「雷」は陰・陰・陽の状態。
「震」とも表されます。
易占の雷は「音はすごいが、中身が無い」というイメージで理解してください。

驚き、揺れる、始動、年配の男性などをイメージします。
電気製品、インターネット、電話も雷で表現されます。

方角=東
体=足、肝臓
動物=ミミズ、モグラ(土のなかの生物)、兎、(龍)
季節=春
三碧木星


風
<5>風
「風」は陽・陽・陰の状態。
「巽」とも表されます。
ビジネスは風で表します。中国商人は風に良いイメージを持っていて、商店によく小さな扇風機がまわっていたりします。

自由でどこにでも入っていくものの象徴です。風は目には見えませんが現実を動かす力があります。
また風で「木」「樹木」をあらわすこともあります。老婆や舟のイメージも。

方角=南東
体=股、関節、筋肉
動物=蛇、昆虫、鶏
季節=立夏
四緑木星

水
<6>水
「水」は陰・陽・陰の状態。
「坎」とも表されます。
水は、川など流れる水のイメージです。

水は易占ではネガティブな意味合いが濃いです。暗い、じめっとしている、粘る、困難、陥るなどをあらわします。病院、地下も水です。
「離れたくても離れらない」ようなイメージがあり、男女のことなら不倫や水商売が連想されるかもしれません。

方角=北
体=耳、腎臓、膀胱、髪
動物=ネズミ、魚、豚
季節=冬
一白水星

山
<7>山
「山」は陽・陰・陰の状態。
「艮」とも表されます。

静かで、動きのない印象です。まじめ、鍛練、見て見ぬふり、黙っているの意味があります。
人間なら、若い男性やライバル、親戚など。月、寝台、傘もあらわします。

方角=北東
体=手、鼻、背中
動物=犬、狼
季節=立春
八白土星

地
<8>地 
「地」は天の反対で、陰・陰・陰と陰の気が3つ並んだ状態。
「坤」とも表されます。
穏やかでだだっ広い大地をイメージします。

やわらかく、なだらかな印象です。人間なら母親や庶民、地元の人たちをあらわします。
夜や四角いもの、田舎など。すべて陰なので弱くて頼りない感じもあります。

方角=南西
体=腹、胃、皮膚
動物=牛
季節=立秋
二黒土星


「ハッケヨイ」は「八卦良い」!?



ちなみに相撲の行司の掛け声で「ハッケヨイ」ってありますが、あれは「八卦良い」が語源だそうです(諸説あり)。

八卦で東西南北、南東、南西、北西、北東の8方位を示すことができます。
「八卦良い(ハッケヨイ)」とは「全方位が良い」ということになりますね。
「さあ条件は整った。勝負の時なり」と力士に告げているのかもしれません。




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