亀丸です。

易占いの用語の説明です。

易占では、出てきた64卦(本卦)を変化させることがあります。
変化させることによって、64卦の意味を増強し、膨らませていくことができます。
64卦の通常の解釈では何も思いつかなかったとき、変化させることによって答が見えてくることもあります。


易占にはかなり多くの種類の変化があるのですが、とくに次の3種類の変化が有名です。

○裏卦(錯卦)
○綜卦(賓卦、反卦)
○互卦


ここでは、互卦についてご説明します。
裏卦、綜卦についてはこのページをご覧ください。
http://kamemaru.net/sakukesouke.html


互卦とは


「互卦(ごけ・ごか)」は、説明が少しややこしい変化です。
本卦の2・3・4爻をとって内卦(下の卦)とし、3・4・5爻をとって外卦(上の卦)にします。

互卦 copy


何故にこんな奇妙な変化があるのでしょうか?

というのは、易経の『繋辞下伝』という部分に「是と非を弁ずるならば、すなわちその中爻にあらざれば備わらず」と書かれているからです。

簡単にいうと、始まったばかりの初爻ともう終わりかけの上爻はあまり信用が置けないので、中心にある中爻(2・3・4・5爻)で是か非か(吉か凶か)を考えるべきだということです。


これは、スマホで2本指を使って画像を拡大する(ピンチアウトする)イメージで考えるとわかりやすい。
卦の中心部分だけを拡大表示してみたのが「互卦」なのです。



互卦は必ず16卦のどれかに変化する!


互卦は必ず以下の16卦のどれかに変化します。

坤為地、地雷復、
雷水解、雷沢帰妹、
水山蹇、水火既済、
沢風大過、沢天夬、
山地剥、山雷頤、
火水未済、火沢けい(目発)、
風山漸、風火家人、
天風こう(女后)、乾為天


八卦がそれぞれ4つずつ出てくる美しい16種類です。

全64卦はどの互卦に変化するかが決まっています。
どの互卦に変化するかで、以下の16グループに分類されます。

互卦早見表


互卦の解釈の方法


互卦の扱い方はとても難しいです。

梅花易などでは互卦は重要らしいのですが、周易においてはなかなか組み込みにくい。
亀丸もまだ研究途上で、正直なところ実践でほとんど使いこなせていません。

一般的に、互卦は「占っている事態の、裏でうごめくもの」を示す、または「事態の解決の糸口」となるものを示す、とされています。

たとえば沢火革の卦の場合だと、互卦は天風こう(女后)になります。

沢水革は「革命」の卦、天風こうは「強い女性」のイメージがある卦です。
「大きく事態が変化する(革命の)ときには、必ず女性が裏にいるものだ」などと解釈されるようです。

なるほど。

でも、同じく互卦が天風こうとなる「天火同人」の卦の場合、異性を意味する天風こうの卦と同性の友人を意味する天火同人の卦の相性が悪いなと思います。

要研究です。





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