亀丸です。

曜日占い研究家として、
「曜日」ってのが、そもそもふしぎだなと思っています。

一年=365日という単位は、地球が太陽のまわりを一周する日数ですよね。
一か月=約30日は、月が満ち欠けするのが29日から30日ということから決められたものでしょう。
でも、七日間をひとつの単位(一週間)とする考え方は、何が根拠なのかよくわかりません。

7つの「曜日」はいつ、どこで始まったものなのでしょうか?
七曜の起源は、約四千年前の古代バビロニアの時代(今のイラクあたりにあった国)にさかのぼると考えられています。

babylon


天文学を重視したバビロニアの神官たちは、太陽の神を中心に、月の神と五惑星(火星、水星、木星、金星、土星)の神を合わせた7人の神が、毎日、交互に地上を守護するという概念を生み出しました。

この考えは、ミトラ教という宗教を生み出していきます。太陽神ミトラを含む7人の神が地球を守護していると考えられました。

この思想は世界中に広まりました。
「神は七日間で宇宙をつくった」とする旧約聖書の記述にも影響を与えたと考えられています。

曜日は世界でもっとも広まった宗教といえるかもしれません。

七曜日は現在でも一般庶民の間で使われています。
曜日をひとつの「宗教」として考えれば、世界でもっとも広まった宗教といえるかもしれません。
でも、七日で「一週間」というのは明確な根拠の無い単位です。
天文学的な理由はとくにみあたりません。

それゆえ、権力者たちのなかには
「一週間の単位は七日でなくてもいいのではないか」
「ただの迷信にすぎないんじゃないか」

と考える人もあらわれました。

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これまで幾度か一週間の単位を変更しようと試みられたことがあります。
でも、うまくいきませんでした。
たとえば、
フランス革命の際には合理的な十進法を採用するべきという発想から十曜制。
ロシア革命の際には宗教色を廃するという理由から五曜制が導入されました。
つまり。
一週間を十日間、もしくは五日間にしようとしたのです。

ところが、どちらも庶民になじまず、結局すぐにもとの七曜制に戻ってしまいました。
人間社会のある種の感覚と七曜制がなぜだか相性が良いのでしょうね。

7人の星の神様が交互に毎日守ってくれている

世界中の国で、日月火水木金土の順番は同じです。
日曜日だったら太陽の神様、月曜日だったら月の神様、火曜日だったら火星の神様……というイメージは同じです。
欧米でも、タイでも、韓国でも、七曜と星の関係は同じです。

現代の中国語のように「星期一(月曜日)」「星期二(火曜日)」と数字で曜日を呼ぶ国もありますが、これももともと日曜日や月曜日という呼び方だったのが、宗教色があるということで、「星期一」などとなったようです。

世界中の人々が、7人の星の神様が交互に毎日守ってくれているんだなと、なんとなく無意識に信じている。その文化や宗教を越えた感じが「曜日」の魅力だと思っています。