亀丸です。

四柱推命など東洋の占星術で使われる「十干(じっかん)」。

甲乙丙丁戊己庚辛壬癸の10種類の十干とは、そもそもいったい何なのでしょうか?

今回は十干の由来のお話です。

10個の太陽が回り続ける

3000年以上前、中国には「殷(いん)」という王朝がありました。

日本でいうなら卑弥呼が生きていたのが約1800年前ですから、それと比べれば随分と古い時代の王朝です。

その殷の人々は、毎朝昇ってくる太陽はいつも同じではないと考えていました。

太陽は10種類あり、毎日順番で昇ってきて、10日で一周すると信じていたのです。

つまり、今日見ている太陽は10日前の太陽と同じもので、明日はまた別の太陽が昇ってくるのです。

もちろん天文学的に考えれば、そんなことはありません。
一つの太陽の周りを地球が自転しながら回っているので、毎朝、太陽が昇ってくるように見えるだけです。

でも殷の人たちは、太陽が毎日同じでないように感じていました。
だって、太陽が昇る位置、沈む位置は毎日異なるし、空気中の湿度の差によって太陽が大きくみえたり、小さくみえたりするのですから。

彼らは、その10個の太陽それぞれに名前をつけました。
その名前が「干」なのです。
甲の太陽、乙の太陽、丙の太陽……10種類の太陽が存在していると信じられていたのです。


10日間で「旬」

ちなみに。
殷の人々は、この10日間の単位を「旬(しゅん)」と呼びました。

「旬(しゅん)」という言葉は現在でも使います。
たとえばトレンドに乗って注目を浴びているタレントさんのことを「旬のタレント」と呼んだりしますが、語源はここから来ています。実際は、どんなに一発屋のタレントさんでも10日間で人気が無くなってしまうことはさすがにありませんが、もともとの意味は10日間という意味だったのです。

10個の太陽


だから日干が大切

干は年の干も月の干もあります。

でも、干の由来を考えれば、日の干(日干)が大切なのがわかります。
四柱推命で通変星などを見ていく際に日干を中心でみていくというのはそういうわけなのです。


もし本当に太陽が毎日違う太陽だとしたら

それにしても、この毎朝別の太陽が昇ってくるというのは、ちょっとロマンティックな考え方だと感じませんか?

もし本当に太陽が毎日違う太陽だとしたら、世界はどんな風になるでしょうか。
想像してください。
古代中国人になったつもりで、10種類の太陽が毎日順番で上ってきていると信じてみてください。

その想像を膨らませていくのが、占いの面白さです。

違う太陽が昇ってくるならば、「気」の流れは日によって異なるはずです。
昨日と今日はきっと異なる「気」の流れの一日になるでしょう。昨日すごく嫌なことがあったとしても、今日は大丈夫かもしれません。明日もきっと違います。

毎日、「今日は何の太陽が昇ってくるんだろう?」とみんなが気にして生活するようになるでしょう。
自分が調子よくいられる太陽はどの太陽だろうと考えるようになるでしょう。

10日に一度昇ってくる、同じ太陽の日に生まれた人とはなんだか同志のように思えるでしょう。
誕生日を聞いて「あ、私と同じ戊の太陽の日生まれの人だ!」とわかったら、血液型が揃うよりも、きっと嬉しくなるでしょうね。
観察を続けていくと、やっぱり同じ太陽の日に生まれた人同士は、どこか似た性質があるとわかってくるかもしれません。


そういったイメージを思い浮かべて、もう一度、四柱推命のテキストを読んでみてください。
きっと干や支が単なる記号以上の何かに感じられるようになるはずです。





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